いつもの自分でいるために手放す3つのこと

経済協力開発機構が2020年に発表した国際調査によると、日本のうつ病、うつ状態の人の割合は17.3%。

6人に1人がメンタル不調です。さらに、コロナウイルス感染症のせいで行動制限も多く、上手に気分転換ができない状態も続いています。

こんな時は無理にポジティブ思考にしようとしたり、自己肯定感を高めようとせずに、落ち込んだ自分を元の位置まで戻していくようにしましょう。そのポイントは3つです。

第1に完璧主義を手放す。できることを増やしたい、質を高めたい、その向上心は大切です。しかし、100%できないと許せない、そんな自分はダメだと思って落ち込んでしまうと苦しくなってきます。

完璧主義の人は、自分の決めた合格ラインに届かないと「なぜできないんだろう」「こんな自分は嫌われるんじゃないか」「失敗したら生きる価値がない」と考え、自分を責めてしまいます。自分には価値がないと決めつけているのは自分自身であって、他人もそう思っているとは限りません。国家資格でも6割できたら合格です。完璧でなくても6割できたらオッケーぐらいに考えましょう。

第2に人と比べることを手放す。現代はSNSを通じて、簡単に他人の生活を見ることができます。贅沢な食事やパーティの写真を載せる人を見て、「いいな、セレブだな」と憧れを持ったり、「親のコネで一流企業に就職できた」「親がお金持ちだから広い家に住んでいる」など子どもは親を選べないという「親ガチャ」という言葉が流行ったりしました。

しかし、見知らぬ誰かと比べても現実は変わりません。それよりも、自分の力でどう変えていくのか、自分の手持ちのカードでどう勝負するのかアイデアを練った方が、健全で心は晴れやかになります。SNSから離れるのも賢明でしょう。

第3に人に依存することを手放す。彼氏や彼女からの連絡がこなくてイライラしたり、子どもが自分の想い通りに勉強しないことにイライラするのは、人に依存しているからです。パートナーや子どもに限らず、職場の部下や同僚に対しても同じです。誰かが何かをしてくれるから満足するということを手放し、自分の幸せは自分で作ると考えれば、周りの人が期待通りの反応をしてくれなくてもストレスなく過ごせます。

誰でも落ち込むことはあります。それに気づいたら、素早くいつもの自分に戻ればいいのです。ここで重要なのは、落ち込んでいる時間、不幸でいる時間をいかに短くするかということです。

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