笑顔で人間関係を乗り切ろう
コロナも収束に向かい、電車や駅など公共の場面ではマスクをしても会社内ではマスクを外している人が増えてきているようです。
長い間マスクをしていたせいか、口角が下がり気味で上手に笑顔を作れない人もいるかもしれません。
人間関係においては、笑顔がとても重要です。とにかく笑っていれば大抵の人間関係は上手くいくものらしいのです。人に笑いかけることは、「私はあなたの敵ではない」ということを相手に伝えるだけでなく、相手も笑顔にしてその人の気分を明るくする効果があるからです。
「何もなしで、上手く笑えない」「愛想笑いは苦手で」と思う人がいるかもしれません。しかし、笑顔というものは上手、下手は関係ありません。笑顔を見せるということが需要なのです。たとえ下手でも笑顔を見せないよりは見せるほうが好印象を与えます。
それは作り笑いでも愛想笑いでも構わないのです。無表情や不機嫌そうな顔に比べれば作り笑いのほうがはるかにマシなのです。自分は笑顔を見せるのが下手だと感じていても、どんどん作り笑いを見せるようにしましょう。少しぐらいギクシャクした笑顔でも、見せないよりは見せた方がいいのだと割り切って頑張りましょう。
イギリスのアバディーン大学のリンデン・マイルズは男女3名ずつのモデル写真を用意しました。それぞれ①自然な笑顔、②作り笑い、③無表情の写真で、それを40名の大学生に見せてどれぐらい好意を抱くのかを調べてみました。
その結果は、最も好まれたのは自然な笑顔でした。しかし、作り笑顔の方も決して悪くはありませんでした。無表情に比べて作り笑顔の方が10倍も好ましく評価されたのです。この結果から作り笑顔でも構わず、どんどん笑顔を見せるほうが得策ということになります。
「そうは言っても、私は笑顔を見せるのが本当に下手で」という人もいるでしょう。
しかし、最初から魅力的な笑顔を見せることができる人なんていません。モデルや俳優たちも練習を繰り返して少しずつ上達し、グラビアで見るような素敵な笑顔ができるようになっているのです。
どんなに下手な笑顔でも毎日鏡を見るたびに練習し、人に会うたびに笑顔を見せていれば、そのうち上手くなっていきます。人に声をかけられたり目を合わせたりしたら、自動的に笑顔のスイッチが入るくらい練習してみてください。
これを心がけるだけで大抵の人間関係は上手くいくなら、やってみる価値はありそうだと思いませんか。