今年の一文字

今年1年の世相を漢字ひと文字で表す「今年の漢字」が京都の清水寺で発表され「金」の文字が選ばれました。

「今年の漢字」は京都市に本部がある日本漢字能力検定協会がその年の世相を表す漢字ひと文字を一般から募集し、最も多かった字が選ばれます。
今年は約22万3千通の応募の中から最も多い1万422票を集めた「金」の文字が選ばれました。
「金」が選ばれたのは平成28年以来4回目。
選ばれた理由として東京オリンピック・パラリンピックで日本人選手が多くの金メダルを獲得したこと、
大谷翔平選手が大リーグでMVPを獲得したり将棋の藤井聡太さんが、史上最年少で四冠を達成したりするなど各界で金字塔が打ち立てられたこと、新型コロナウイルス感染拡大に伴う飲食店への休業支援金や給付金などお金にまつわる話題が多かったことがあげられています。

皆さんはどんな漢字を選ぶでしょう。
私は「学」を選びました。今年は公認心理師を目指して、休日や仕事が終わってから学ぶ日が続きました。また、講師としてさらにステップアップするための学び、精神科看護師として心の奥深くを探っていく学びなど、学び続けました。そういう意味では自己投資にお金と時間を費やした1年でした。

来年は「実」という漢字を選べるようにしたいと願っています。

今年の学びを実らせ、しんどい心を抱えて生きている人に寄り添い、回復への道案内がエビデンスを持って示せるようになりたいと思います。

そして誠実な人でもありたいです。誠実な人とはどんな人でしょう。誠実な人とは嘘をつかない人です。
もちろん、相手のことを思ってつく優しい嘘はあるでしょう。相手を陥れるような悪意ある嘘をつかないということです。

また、相手の話に耳を傾けることができる人です。相手はどう思うか、何か話したいことはないかと気遣える心の余裕がある人です。誠実な人は冗談を言うことはあっても、相手を不快にさせるような下品な言葉は口にしません。

そして、誠実な人はいつも自分に足りないスキルや知識を伸ばそうと努力を惜しみません。
相手に悪いなと思うことをしてしまったら、言い訳せずに素直に謝る人でもあるでしょう。

こう考えると、誠実な人の真面目さやその気遣いの姿勢から、人の信頼を得ることができ、孤立感とは無縁の安定した人間関係を築けるようです。

お金よりも大事なものが誠実さの中から生まれてくるような気がします。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です