ロードレイジ(あおり運転)を撲滅しよう

2017年6月に発生した東名高速の追い越し車線事故をきっかけに大きな社会問題となったロードレイジ(危険な幅寄せ、あおり運転などの報復行動全般)ですが、今年も常磐自動車道で、あおり運転後に相手の運転手を殴る暴行事件が発生しました。これは特別なことかもしれませんが、意外に「私もやってるかも」という声も聞かれました。

それは、運転中のイライラが原因だと言われています。日本アンガーマネジメント協会の調べによると、運転中にイライラしたことがあると答えた人は9割もいました。そして、あおり運転をした、してしまったかもしれないという人は4割近くもいたのです。

急な車線変更をされて、思わずクラクションを鳴らしてしまったことに報復のようにあおり運転をされる場合もあれば、ウインカー無しの急な車線変更にイラっとして思わず抜き返してしまったという場合もあるでしょう。あおり運転をされる側、する側になる可能性は誰にでもあるのだと思います。

なぜ、運転中にイライラしてしまうのでしょうか。それは、車特有の環境が原因です。

車というプライベートな空間、固い鎧で包まれており、自分が強いという勘違いも生じやすいようです。自分の思い通りの運転ができず、前がのろのろしていたり、割り込まれたりという状況になると、ついイラっとして他者への攻撃性が強くなってしまいます。

そうならないためには、次の予定に余裕をもった時間配分で運転する、運転中リラックスできる音楽をかける、家族の写真やペットの写真などを見えるところに置いておく、

イラっとしても反射的に行動に移さないように、まずは深呼吸をする、水やお茶などを一口飲むなど工夫をしてみましょう。

また、もしもあおり運転を受けた場合は、道を譲る(危険運転車に追い抜いてもらう)、コンビニやサービスエリアなどの駐車場に避難するなど、その車と距離を開けましょう。前に車を止められて動けなくなった場合も安易に窓や扉を開けずに、すぐに警察に連絡をしましょう。

あおり運転をしている人の中には、自分は間違った運転をしている人(遅い人など)を正しているのだという正義感が湧いてくる人がいます。そうなると、自分は正しいことをしていると思い込んでいるため、誰から注意されても聞く耳を持ちません。

そして、あおり運転を受けないためには、割り込まないこと、速度制限以下などでゆっくり走らないこと、緊急時以外にクラクションを鳴らさないこと、他の運転者をあおらないこと、といった対処法をとりましょう。

春の行楽シーズンは渋滞も予想されます。渋滞は自分では変えられません。渋滞してもイライラしないで済むように上記の対処策を持って出かけましょう。

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