妻は夫のマイナスポイントを貯めている

5%のポイント還元、ポイントカードなど世間にはポイントが溢れているように感じます。

ところで、離婚してお一人様の私に、なぜか離婚の相談がよくきます。離婚後の生活をどうしようか悩んでいる人にとって、良いサンプルだからかもしれません。

今日のAさんの相談も離婚するか悩んでいるとのことでした。これといった大きな事件があったわけでは無いのに夫のことが『何か嫌』というのです。

男性は女性に比べて忘れやすい脳だと言われています。例えば夫婦で大喧嘩をしたとしても、夫の記憶は次第に薄れていき、その時のネガティブな感情も長くは続きません。

ところが妻は夫との会話だけでなく、その時の感情までしっかりと覚えていて、夫を見るたびに思い出したりします。「私が熱を出して寝込んでいる時に、自分だけ外食してきた」「子どもの運動会に来ずにゴルフに行った」「私の親の介護の時に何もしてくれなかった」などなど、1つひとつの出来事は離婚するほどの大きなものではないにしても、それが何十個も溜まっていけば、大きな問題となります。

しかも妻が夫に対して抱いた不満は、永久不滅ポイントなのです。常に加算されていき、

マイナスポイントが減ることはありません。夫はマイナスポイントを作る度に、プレゼントを買ったり、外食したりして、それなりにフォローしているつもりかもしれませんが、妻にとってはソレはソレ、コレはコレでマイナスポイントが減ることはありません。

こうして溜まりに溜まった不満を、ある日突然妻が爆破させてしまうけれど、夫は理由がわからず慌てふためくことになります。

しかも、妻は何かしらのサインを送っています。それなのに気づかずまたマイナスポイントを貯めてしまうのが男性脳の悲しさです。

そして、妻は出来事と感情をセットにして覚えているせいで、子どもの運動会のたびに夫がゴルフに行った時に感じた腹立ちを思い出すし、親の命日が来るたびに夫が介護に協力せずに辛い思いをしたことを思い出します。

そうならないためにはマイナスポイントを作らないことです。妻が熱を出せば、妻の分の食事も用意し、子どもの運動会や妻の親の介護にも積極的に参加する努力をします。行けなくて申し訳ない気持ちを言葉に出して妻に悪い思い出として残さない工夫が大事です。「仕事だから仕方ないだろう」「俺も忙しいんだ」などと言ってはマイナスポイントが2倍デーになってしまいますからご注意を。

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