コロナが変化を受け入れる時を告げている
コロナウィルスの猛威は止まず、とうとう3月16日時点で世界の感染者は16万9千人になりました。
私が勤めている病院でも、たとえ患者さんの家族でも面会中止、患者さんの院外外出や外泊も中止してもらっています。今は外出を控え、人混みを避けながら耐える時期なのかもしれません。桜が咲く頃にはコロナ騒動も収束してしていることを願います。
世間では、大相撲も、プロ野球も無観客で行われ、ライブも中止となっています。よしもと興業のなんば花月(劇場での公演)も休業中のようです。そんな中、よしもと興業が、漫才の無料配信を始めました。エイベックスも所属アーティストのライブの無料配信を始めました。企業では、ZoomやSkypでの会議が増え、そのせいでZoomの株価が上がったそうです。
また、外食が減って、出前や宅配サービスに頼る率も増えました。ウーバーイーツを利用する家庭も増えたようです。ウーバーイーツなら多くのレストランから選べ、携帯電話で注文できて、到着時間もきっちりとわかるので便利です。
自宅での食事が増えたことで、どうせなら少し高価でも良いお肉を食べようという人も増え、いつもより高いお肉がよく売れるそうです。私も外食することを考えれば安いよね、今は免疫力を高めないといけないし栄養のあるものを食べなきゃねと、コロナを言い訳にして、たまにはいつもより高いお肉を買ったり、美味しそうなお惣菜を買ったりしています。
医療機関でも変化があります。感染のリスクがあったり、リスクを恐れて病院に来たくない人のために、厚生労働省が、今回のコロナの時期に限定して慢性疾患の患者さんに電話で病院から処方箋を出すようにと指示を出しました。普段は、診察をしてからでないと処方箋は出してはいけませんが、政府も方針を転換させています。
そのうちに、医療の遠隔診療が普及し、病院に患者さんが来なくても診察が受けることができる日が来るかもしれません。
このように、コロナの影響で社会のいろいろなシステムが一気に変化しようとしています。その新しい変化の変わり目に乗り遅れないように、自分の中の古い価値観も変えていかねばならないのかもしれません。
ダーウィンも「最も強いものが生き残るのではない。最も賢い者が生き延びるのではない。唯一生き残ることができるのは変化できるものである」と言っています。
新しいことへの挑戦ができるように心を柔軟にしていきたいと思います。
アンガーマネジメントのテクニックの中に「ブレイクパターン」があります。
これは、「いつもと違うことをする」というもので
例えば、歯磨きを利き手と違う手でしてみる
毎朝見ているテレビ番組を変える
通勤電車の乗る位置を変えるなど
いつもと違うことをするのです。
そうすることで、変化に対応しやすい自分を手に入れ
価値観の違いを受け入れやすくなるのです。
今こそ必要なテクニックかもしれません。